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2015年04月03日
【試合レポート】2015明治安田生命J2リーグ第5節V・ファーレン長崎戦
試合レポート
試合後のロッカールームは、いつになく重苦しい雰囲気に包まれていた。ザスパは攻撃の歯車がかみ合わないまま、長崎に0−1で敗退。今季3度目のホーム戦で、またしてもサポーターに勝利を届けることはできなかった。
ホームで連勝を狙う服部浩紀監督は、シーズン初勝利を飾った前節北九州戦の勢いを生かし、3日前と同じスターティングメンバーを選択。過去4戦4敗と苦戦している長崎から、初の勝ち点3獲得を狙った。
長崎のキックオフで始まった一戦。ザスパは開始直後にオーバーヘッドでのシュートを許すなど、長崎の攻勢を受けて立ち上がりからペースが掴めなかった。さらに不運なことに、5分の相手CKからの競り合いでMF黄誠秀が負傷。その後10分間ほどプレーするも、16分にMFアクレイソンと交代となった。
なかなか流れを掴めないザスパは、10分過ぎにMF松下裕樹が放ったミドルシュート以外、枠内シュートはなし。FW小牟田洋佑とFW大津耀誠の2トップにボールが収まらず、相手にポゼッションされる時間帯が続いた。それでもしぶとい守備からなんとか反撃の糸口を見出そうと奮闘。37分にはショートカウンターからMF吉濱遼平が左足でミドルシュートを放ったが、枠を捉えることはできず、スコアレスで折り返した。
流れを変えたい後半、MF江坂任と吉濱の両サイドアタッカーがボールに絡む回数が増え、立ち上がりはややリズムをつかみ始めたように見えた。ただ、そうした時間帯も長くは続かず、徐々に自陣でのプレーが増え、迎えた11分。開幕から続くミスからの失点でスコアを動かされた。自陣深くでトラップミスからボールを奪われると、ペナルティーエリア外からのミドルシュートにGK富居大樹も触れられず。簡単にゴールネットを揺らされた。
前線でボールが収まらない状況を変えるため、服部監督は大津に代えてMF小林竜樹を投入。運動量のある選手が入ったことでチャンスが増え、19分にはDF久富良輔が鋭いクロスを供給。35分には小林竜樹がCKから惜しいボレーシュートを放った。しかし、1点リードで落ち着いて守る長崎の牙城を最後まで崩すことができなかった。
ザスパは開幕からの5試合で「勝ち点8獲得」を最低目標に掲げてきた。ここまで1勝2分け1敗(勝ち点5)。今節はまさに「勝負の分かれ目」(服部監督)だった。大事な一戦を落とした服部監督は「本当に悔しいが、気持ちを切り替え、次の5試合で連勝して(きょうの負けを)取り戻したい」と必死に前を向いた。
第5節という早い段階にも関わらず、ホーム戦3試合未勝利のチームにサポーターからブーイングが上がった。「もっともっとやらないといけない」(吉濱)、「マークが厳しくても、結果を出さないといけない」(江坂)。サポーターの熱い叱咤激励に、選手は結果で応える決意を語った。次節のアウェー金沢戦、もう一度チーム一丸となって勝利を目指す。
【結果】
ザスパクサツ群馬 0‐1 V・ファーレン長崎
会場:正田醤油スタジアム群馬
4月1日(水)19時キックオフ
前半 0−0
後半 0−1
来場者:1767人
詳しくは
http://www.thespa.co.jp/game/2015/game/150401.html
をご覧下さい。
本件に関するお問合せは(株)草津温泉フットボールクラブ 広報部
TEL:027-225-2350 FAX:027-225-2355