※テスト運用中 ツイート 2015年03月23日 【試合レポート】２０１５明治安田生命Ｊ２リーグ第３節大分トリニータ戦 試合レポート 　ここまで１分け１敗のザスパに対し、大分も開幕から２連敗。苦しんでいるチーム同士の一戦は、序盤からザスパペースで進んだ。 　前節熊本戦と同じスターティングメンバーで臨んだザスパは、ＦＷタンケにボールを集める力技で突破を試みる。大分の田坂和昭監督が「かなり警戒していた」と話した通り、大分守備陣も徹底マークで対抗したが、タンケの強靭な肉体を完全に抑えることは不可能だった。 　前線で起点がつくれることで、ザスパは熊本戦でＪ初ゴールを記録したＭＦ江坂任とＭＦ吉濱遼平の左右両アタッカーが前を向いてプレーでき、ペナルティーエリア付近で積極的に仕掛けていった。左サイドでダイレクトでパス交換した連係プレーなど、これまでの２試合以上に２人のコンビネーションは冴えていた。ここに左サイドバックのＤＦ小林亮が絡み、クロスで好機を演出。前半は相手ゴール前まで何度も入り込んだ。 　ただ、４５分間で放ったシュートはたった２本。ゴールを奪うには迫力が足りなかった。 　スコアレスで折り返した後半は、やや運動量が落ち、選手間の距離が間延び。中盤でセカンドボールを拾われる場面が目立ち始めた。守勢に回りながらも序盤の１５分間は集中力を維持。ピンチらしいピンチはつくらせなかったが、１７分に一つの判断ミスが致命傷となった。 敵陣からのロングボールが守備陣の裏に落ちると、クリアできるところで一瞬迷い、その間に相手ＦＷに詰められてボールロスト。簡単に突破を許すと、ＧＫ富居大樹も１対１の局面ではなすすべがなかった。 　その後、追加点を狙う大分の攻撃を受け続ける時間帯が続いたが、ＭＦ永井雄一郎やＦＷオリベイラの投入で徐々に流れが変わり、迎えた終盤の４０分。ペナルティーエリア内でボールを受けたタンケが粘ってＰＫを獲得。４１分にこのＰＫを自ら蹴り、矢のようなシュートを叩き込んで同点とした。 　４分のアディショナルタイムを含め、残り時間はチーム全体で前に出ていき、厚みのある攻撃で相手ゴールに迫った。だが、勝ち越すことはできずにタイムアップ。勝ち点１の獲得にとどまった。 　２戦連続のドローゲームに、選手の表情は浮かなかった。「ゲームを支配していたと思うが、決定的な局面での判断が足りなかった」と永井。前節同様、主導権を握りながらも攻守の勝負どころで精彩を欠き、勝利を逃した。 　オリベイラが「１勝すれば波に乗る」というように、チームはきっかけさえつかめば一気に勢いに乗る可能性を漂わせる。この日を含め、開幕から喫した計４失点はいずれもミス絡み。自分たちで勝ち点を手放してきた３試合の教訓とし、服部浩紀監督は「そういう部分はもっと徹底しなければいけない」と反省しつつ、「諦めない気持ちだったり、最後まで戦うという部分をもっと出して、もう一段上にいきたい」と強調した。 【結果】 ザスパクサツ群馬 １‐１　大分トリニータ 会場：正田醤油スタジアム群馬 ３月２１日（土）１３時キックオフ 前半　０−０ 後半　１−１ 来場者：４，１３５名 詳しくは http://www.thespa.co.jp/game/2015/game/150321.html をご覧下さい。 本件に関するお問合せは（株）草津温泉フットボールクラブ 広報部 TEL：027-225-2350　FAX：027-225-2355