2016年05月02日
【試合レポート】2016明治安田生命J2リーグ第10節東京ヴェルディ戦

試合レポート

 辛くも連敗を止めた。J2第10節、ホームで東京Vと対戦したザスパは、8試合ぶりに複数得点を奪って2−2で引き分けた。6試合ぶりに先制ゴールを奪うなど、白星を得るチャンスも多かっただけに、勝ち点1では物足りない印象だが、服部浩紀監督は「少しチームに光が見えてきた証」と、引き分けながらも連敗を4で止めたことを前向きに捉えた。
 絶対に負けられない戦いだった。前節松本戦の敗戦で4連敗とし、チームは後がない状況に追い込まれていた。チーム状況の苦しい中で迎えるGW3連戦。その初戦となる今節は、ホームのサポーターの前でなんとしても勝利をもぎ取り、連敗を止めることが求められていた。
 残留争いに飲み込まれていくのか、それとも再浮上のきっかけを掴むのか。節目の一戦に臨んだスターティングメンバーは、松本戦をほぼ継続。唯一、小林竜樹に代わって小牟田洋佑が入り、2試合ぶりにスタメンに復帰した。
 試合前、コーチングスタッフが制作した映像で、ハードワークの重要性を改めて認識した選手たち。試合開始のホイッスルが鳴ると、気迫を前面に押し出したプレーでペースを握った。
 開始5分、攻撃陣の連動した動きでいきなり試合を動かした。敵陣で小牟田が起点となり、青木良太とのワンタッチプレーから左サイドへ展開。パスを受けた高橋駿太が切り返しから右足でクロスを送り、最後は古巣対戦となった常盤聡が頭で合わせてゴールネットを揺らした。
 6試合ぶりに奪った先制ゴールで波に乗るかと思われたが、リードした気の緩みなのか、その後は拙い試合運びが目立った。相手の反撃の勢いを受け、徐々に守勢に。30分、自陣左サイドでCKを与えると、ショートコーナーから突破を許し、PA内でフリーでシュートを打たれ、同点とされた。
 さらにその4分後、今度は縦の展開から左サイドの裏を突破され、最後はボレーシュートを被弾して逆転ゴールを献上。チーム一丸となって奪った序盤のリードを生かすことができず、前半のうちに試合をひっくり返された。
 後半は互いに打ち合う展開となり、両チームが次々とチャンスをつくった。ただ、ともに決定力を欠き、中盤までスコアは変わらず。ザスパは時間とともに苦しい状況に追い込まれていったが、終盤に差し掛かった30分、ついに試合を振り出しに戻した。
 敵陣で常盤がボールを奪い、高瀬優孝へパス。高瀬がPA内にアーリークロスを送ると、瀬川が落とし、最後は走り込んだ高橋が2試合連続得点となる同点ゴールを蹴り込んだ。
 押せ押せムードが高まる中、ザスパは勝ち越しゴールを目指して懸命に攻め続けた。5分ものアディショナルタイムも敵陣でプレーを続け、CKなどでチャンスをつくった。だが、あと1点が奪えなかった。
 試合後の選手の表情は、連敗を止めた安堵感より、勝てた試合で引き分けに終わってしまった悔しさの方が勝っていた。「勝ちゲームをものにできなかったという点で、反省の多いゲームとなってしまった」と高橋。服部監督も「勝ち点3を取るためには何が必要なのか。もう一度しっかり考え直し、連戦となる山口戦に向け、しっかり準備していきたい」と強調した。
 わずかだが、再浮上に向けて一歩前に踏み出した。まだまだ課題は山積するが、「追いついての勝ち点1という結果をプラスに考えていきたい」と坪内。中3日で次の山口戦を迎えるだけに、前だけを見て突き進み、次節こそ勝ち点3をもぎ取りたい。



【結果】
ザスパクサツ群馬 2−2 東京ヴェルディ

会場:正田醤油スタジアム群馬

4月29日(金祝)19時30分キックオフ
前半 1−2
後半 1−0
入場者数:3234人

詳しくは
http://www.thespa.co.jp/game/2016/game/160429.html
をご覧下さい。

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